このページではDCCデコーダの搭載事例をご紹介します。
先頭車からライト基板を外します。
電球、抵抗、ダイオード等で構成されていますが、これらの部品はすべて交換していまします。
基板と電球の位置関係をしっかりと把握しておきます。
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TOMIXの基板はフラックス等でずいぶんと汚れているものがおおいです。
フラックス除去液等を利用して清掃します。 |
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ヘッドライトは白色LEDに、テールライトも高輝度の赤LEDに交換します。
行き先幕用の白色LEDはデコーダを経由せず、レールから直接点灯させるため、逆耐圧用のダイオードおよび、15mAの定電流ダイオードを接続します。
これら2つのダイオードは白色LEDの設置位置が高いことを良いことに、この位置に搭載しました。(基板への搭載は再組み立てを考慮すると困難なため)
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しつこいですが、LEDの高さに気を配ります。これは、輝度に影響するだけでなく、最悪組み立てができなくなるためです。
デコーダへの各種電線は右のように接続しました。
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またまた、しつこいですが、ライトユニットとLEDの位置を正確に調整します。
上下2段ともにLEDが顔を出すようにします。そうしなければ所定の輝度が得られません。 |
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デコーダはFL12を使用しました。
運転席後部にすっきりと搭載できました。
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電球にくらべ、輝度も上がり、色もいい感じで仕上がりました。
実車が東海道筋から姿を消して久しいですが、堂々たる11連での運転はやはり楽しいです。
つづいて、動力車への搭載方法をご紹介します。
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動力車の上回りと下回りをバラします。
Nゲージメーカ製なので、Nゲージをそのまま大きくしたような動力ユニットです。
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モータについている大きめの銅版をはずし、電線を半田付けします。
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デコーダはEM13を使用します。
HOゲージですが、旧来のインサイドギア等のモータと異なり、先ほども述べたとおりNゲージと同じような構造のため、Nゲージ用のデコーダで十分走行可能です。
少々、勿体無い気もしますが、プリント基板を切断し小型化?します。 |
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EM13への配線は右のとおり行いました。
特にモータへの配線は細かいので、半田ブリッジでショートしないように気を配ります。
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モータからの配線は床板と座席板の間をうまく逃げさせてから、座席板にφ1mm程度の穴を開けて配線を通します。
デコーダはロングシート部分にうまい具合に収まりました。
レールからの配線は、室内灯用の電極に半田付けします。このとき、短い時間であまり熱を加えないように注意します。これは座席板の変形を防ぐためです。 |
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ご注意! ・デコーダ搭載に関わる破損、傷害等につきましてはご自身の責任のもとで改造をお願いします。 ・ご紹介している方法は一例です。最善の方法とは限りませんので、ご自身でもご検討いただければ幸いです。 ・一部、電子部品を規格外で使用している箇所があります。使用する部品の規格を確認のうえ必要であれば定数の変更等をお願いいたします。
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