ワンコインFLデコーダ3 の ポイントデコーダ化

 トピックス

 2016.01.11 サンプルソフトVer0.9beta公開開始

 はじめに... 


 ワンコインFLデコーダ3(両極性)を、ポイントデコーダとして使用するための方法を紹介します。

 FLデコーダ両極性に、ライトユニットの代わりにポイントマシンを接続して使用します。
 (注意:FLデコーダ通常版では、そのままの回路では対応できません。)

 アクセサリのアドレスや動作時間の設定、モードの設定はCV書込みで変更します。CVの書込みはPagedモード、Directモードに対応しています。

 ワンコインFLデコーダ3の製作方法、部品、基板の入手方法等はコチラのページを参照してください。ハードは共通になっています。

https://youtu.be/aUPUV2-9EgQ

  

ご注意:
・本サイトの情報を元にした製作等に関わる破損、傷害等につきましてはご自身の責任のもとでお願いします。
・ご紹介している方法は一例です。一部部品を規格外で使用している部分があり、最善の方法とは限りません。
 ご自身でもご検討いただければ幸いです。
・使用する部品の規格を確認のうえ必要であれば定数、回路の変更等をお願いいたします。

特徴

  CV1とCV2でアドレスを設定します。(アドレス1~2044対応)
  CV3で出力制御時間の設定が可能(10~2550ms)
  CV4で出力方法の設定変更が可能(コイル式、モータ式)
  ワンコインFLデコーダ3と共通ハードです。
  ソフトウェアの変更で、車載用FL、ポイント用の変更が可能。

 サンプルソフト


 「ワンコインFLデコーダ3(両極性)」を、ポイントデコーダとして使用するためのサンプルソフトです。
 通常はHEXファイルをPickit2等のライターでマイコンに書き込んでください。書込み方法はこちらのページを参考にしてください。
 参考までに、ソースファイルも置いておきます。動作方式の解析、改良等に活用ください。MPLABでアセンブルしてください。
 動作しない場合の調整方法は下述いたしますが、自己責任でのご利用をお願いします。当方でのサポートも致しかねます。
 すべてのDCC環境で、動作保証するものではありません。
 なお、著作権は主張します。改良版を作成される方は出典を表示のうえ、公開してください。その際、ご連絡をいたければ、リンクを張らせていただきます。
 (無断転載は禁止します。また、商業目的の利用も禁止とします。)
 尚、ファイルは右クリックし対象を保存を選択して下さい。そのままクリックして保存すると拡張子がtxtになる場合があります。

 最新ソフトウェア一覧 (FLデコーダ、両極性Fx専用)
 PIC種類  ファイル種類  Ver 日付 
 PIC12F629用   書込み用 HEXファイル   Ver0.9 beta  2016.01.11
 プログラム改良用 ASMソースファイル  Ver0.9 beta  2016.01.11
 PIC12F675用   書込み用 HEXファイル   Ver0.9 beta  2016.01.11
 プログラム改良用 ASMソースファイル  Ver0.9 beta  2016.01.11
 PIC12F683用   書込み用 HEXファイル   Ver0.9 beta  2016.01.11
 プログラム改良用 ASMソースファイル  Ver0.9 beta  2016.01.11

(DCC信号の0/1判定部はしみずさんのページのDCCデコーダを参考にしています。)

 ポイントとの接続

 ソフト書込みが終了したら、ポイントと接続します。モータドライバは出力保護回路が搭載されていますが、過信はできません。各部の絶縁には十分に注意しましょう。(最悪、部品が焼損します。)

■両極性Fxデコーダ(ポイント用デコーダソフト使用時)

 Keep aliveコンデンサコンデンサ回路はオプションです。電源が貧弱で動作不良が発生する場合にお試しください。
 (ただし、線路電源ON時にコマンドステーションの負担になりますからほどほどにしましょう。) 

 調整  

 どうしても、DCC信号の読み込みがうまくいかないようなら、プログラムのソースファイルにある、読み込みタイミングの調整値を変更し、HEXファイルを作成しPICに書き込んでみてください。大抵は初期値のままでOKのはずです。

 CV設定  

 ワンコインデコーダ3を「ポイント用デコーダ」として使用する際のCV設定は以下となります。
 アクセサリのアドレスや動作時間の設定、モードの設定はCV書込みで変更します。CVの書込みはPagedモード、Directモードに対応しています。

 アドレスはCV1とCV2で設定します。
 設定したいアドレスとCV1とCV2の関係はコチラのファイル(pdf)を参照してください。

 CV説明
CV番号 説明 初期値 詳細
10進 16進 バイナリ
CV1 回路Aアドレス(上位バイト) 129 81 10000001  回路A アドレス設定用
 初期アドレス:1
CV2 回路Aアドレス(下位バイト) 248 F8 11111000
CV3 出力作動時間 10 0A 00001010  初期値10  10x10ms=100m秒
 設定値x10m秒の間、ポイントマシンに電圧を出力します
 設定範囲 0~255 (0~2550m秒)
CV4 出力動作保持設定 1 01 00000001  初期値1
 0:連続動作(モーター式マシン用)
 1:CV3で設定した時間のみ出力(ソレノイド、コイル式用)
CV5 未使用 0 00 00000000  未使用
CV6 未使用 0 00 00000000
CV7 デコーダソフトバージョン 020 14 00010100  デコーダのソフトVerを示します。
 例:020(10進)->VER2.0
CV8 製造会社ID 156 9C 10011100  製造会社IDは156。(Manufacturer IDを取得しました。)
 CV8に8を書き込むとCVをRESETします


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